私は、物を使い切るのに快感を覚える、昭和の人です。


そろそろ、2年前に買ったリップクリームが、使い切れそうで
新しいの買えるんだ!とわくわくしてます。

 

そんな人には、広告デザイナーは向いていないと思います。
使い切る前に、新しい物を買わせるようにしむけないといけないから。

 

 

 

SWITCHインタビュー 達人達(たち)「田村淳×猪子寿之 PART2」  http://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2015-01-24/31/21355/

で、猪子さんと言う人が(すんません今回テレビで初めて見ました)
広告は、ダサイと言っていて、そうだ!と今までもやもやしていた事に
名前がついたようなスッキリ感がありました。

嘘を平気でつける人。
自分を欺ける人。
良心を捨てられる人。
愉快犯。
嫌な言い方ばかりを並べると、こんな人じゃないと広告なんか考えられない。

私は、広告はダサイっというより、広告は気持ち悪いと思っている。

特にテレビ広告。 

自社でお金を払って出す広告で、自社をほめまくる。
制作側としては当たり前なんでしょうが、

これ視聴者からすると、めちゃくちゃ気持ち悪い。
おまえの会社どんだけナルシストなんだよ!
むしろ、なんか隠してるんじゃないの?
ニュース番組に入り込んでるスポンサーは
ニュースで取り上げられないし。

他人にウチってマジスゲェ会社(商品)だぜ?と言わせても

所詮、大金払って制作してOKだしてんのオタクじゃん?と
まあ、なんだろ。気持ち悪いわけ。

えー私だけかなあ。

ストレートに自分で自分をほめてるのは、もうホントきもい。
そんな自信満々な人間には、半径500m以上近づきたくない。

そこで、ちょっと弱さをみせつつも、控えめに商品の良い所を言うとか
まあ、そういう色々ギミックを加えつつも、視聴者に忘れられないとか
興味をもつとかさせる使命があるわけで、
その辺がデザイナーの腕のみせどころ。デザイナーじゃない時も多いけど。

しかしだよ。しかし。何をどうしても、やっぱりナルシストなわけ。
作ってる私は、クライアントの会社の人間じゃないけど。
金もらってるし。褒めないといけないの。
喜ばせる1番はエンドユーザーじゃなくて、クライアントなの。
仕事だから。

私は、マス媒体はやったことないし、やりたくもないけど。
グラフィックも同じ。

新聞広告や、駅ばりや、雑誌広告。
商品の宣伝、会社のイメージアップ。

※の文字はとにかく小さく!(5.5ptがデザイナーの良心だ。)

ウソではないギリギリを責める。


広告のデザイナーをやる度に、良心は薄れていったなあ。
自分自身にも言い訳する事もなくなったし。
自分で、心は捨てた。と言い切った事もあったし。

 

でもね。

仕事だけ、心を捨てるなんて無理だもん。
日常生活でも、どんどん猜疑心がつのったり、
ブログでも自分を上手に見せる事ばっかりしてて


まあ、今思うと、鬱になるのも当たり前だったと思うよ(笑)
自分と上手に折り合いが付けられない人は
広告を仕事にするのは、厳しいと体感しました。

 

デザイナーとしては、広告以外でも仕事はある。

しっかし今でも広告は
デザイナーの花形だと思ってる人いるのかな。

 

ちなみに、どうして私が広告に入ったのかと言うと
専門学校が、広告デザイン専門学校(名古屋)だったからです(笑)