ミスタードーナツで、ニューオールドファッションを食べた。
というか、ニューオールドファッションを食べるために、ミスドに行った。
某SNS上の、随分味が変わったという内容の情報が、大きな動機となった。


カウンターで、オールドファッション一つ、それだけを注文した。
ニューオールドファッションという、新しいのか古いのかわからない名前になった
そのドーナツは、ミルキーでクリスピーでさくさくだった。
確かにこれは、以前のオールドファッションとは違う。


その一方で、オールドファッションらしい重厚な味わいはなくなっていた。
オールドファッションという名のドーナツは今目の前にあるのだけど、
それはもうあのオールドファッションではないのだ。
オールドファッションとは時代遅れという意味である。
そのオールドファッションがリニューアルしてどうするのだ。


そう、もう全国どこのミスドに行っても、あのオールドファッションは食べられない。
それは永遠に失われてしまったのだ・・・


方丈記に言う。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と。
オールドファッションの流れも絶えずして、しかももとのオールドファッションにあらず。
この圧倒的無常感・・・!


いつかは、昔のオールドファッションの味を知ってる人−私やあなたのような−自体が、
オールドファッション、時代遅れということになるのだろう。
時間とは、かくも絶対的に無慈悲だ。